お仕事のこと日常のこと。


by reiko

入蘆花さん&台湾茶@京都ふるどうぐ市

d0230366_18351892.jpg

元立誠小学校で開催された京都ふるどうぐ市にて。
入蘆花さんのお店と茶会がメインディッシュ。
会うたびにいつも刺激を受け、世界を広げてくれる入蘆花さん、ありがとう。
今回もまた新たな世界を見せて頂きました。

この写真、まるで台湾の茶藝館のよう(行ったことは無いけれど…)。

d0230366_18352186.jpg

台湾人の先生が淹れてくださいました。
東方美人。

d0230366_18352421.jpg

茶壺ではなく、このように茶碗で淹れる作法を見るのは初めて。

茶壺では見えない茶葉と茶の色の変化を、茶碗だとお客さまに楽しんでもらえるので、先生はこの作法を好んで使われるそう。

d0230366_18352758.jpg

先生がお茶を淹れ始めたとたん、周囲の喧騒は遠退き辺りは静寂で満たされます。
瞑想に似た感覚。
私の場合は、絵を描いたり、ものを作るときと似た精神状態になりました。

お茶と、先生のもてなしに集中して、心が鎮まります。
待つ時間がいとおかし。

d0230366_18352956.jpg

レンゲで少しずつ、少しずつ丁寧にすくって淹れてくださいます。
ゆっくりとしていることの贅沢。



d0230366_18354046.jpg

茶杯は温めてあります。


d0230366_18353617.jpg

柔らかい笑顔で、一人一人にお茶を差し出してくださいます。


やはり、台湾茶は言葉につくせない余韻を残してくれます。

そして心解れる。

先生はお茶の成分が出るのは3煎までなので、それ以上は淹れないそう。
3煎の茶味の変化を楽しみました。

「茶壺だとしっかりとお茶を出し切ってしまえます。しかし茶碗で淹れると、どうしても少しお茶が残ってしまう。前に淹れたお茶の余韻が、次に淹れるお茶に加わる。それは人生のようです。人生も完璧ではなく続いていく。茶碗で淹れることで、そうした人生を表現することができます」

未完の美。
日本の美学はアジアの美学とかくも通じます。



d0230366_18400240.jpg

ちゃっかり入蘆花さんのお茶も頂いてきました。


今回はカジュアルに淹れてくださいました。

でも、使われる茶器が何ともはや。

d0230366_18400517.jpg

おされ。
アバンギャルド。

フランスのアンティークのアブサングラス。

この浅い深さのものは大変珍しく貴重だそう。

帰ってから検索したけれど、確かにこんな素敵なのはヒットしませんでした。
流石!



d0230366_18400834.jpg

老茶(らおちゃ)を淹れてくださる。

しかも、大変年代物の、貴重なお茶。

d0230366_18401101.jpg

ずらり。


d0230366_18401556.jpg

お酒のよう。

d0230366_18401882.jpg

深い深い、初めて頂くお味。
個性が無いようなのに、ずっと残っている。
言葉で言い表せない。

d0230366_18402012.jpg

台湾茶、再び魅せられました。

風が吹いて山吹が私の茶托にハラリ。

これにて了。

d0230366_18402310.jpg


これからも、たのしみたのしみ。


d0230366_18402624.jpg

元立誠小学校は取り壊されるため、ふるどうぐ市はこれが最後の開催だったそう。素敵な佇まいの学校で、無くなるのは残念です。今回それと知らずに訪ねられてよかった。

美味しいお茶と、素敵な茶縁と、余韻をありがとうございました。

入蘆花
水木自然茶研究所
有限会社 光林川




Reiko TAKESHIMA
http://www.reikotakeshima.com/



[PR]
by heartart39 | 2017-05-03 11:41 | こと | Comments(0)