季の雲さん。
2016年 11月 27日
滋賀にある季の雲さん。最初に訪れたのは、4年くらい前になるでしょうか。実に濃い訪問だったのです。以来、訪ねる度にいつも温かく迎え入れてくださいます。
2年ぶりくらいになるのかなぁ。長浜、懐かしい。そこに大好きな人達がいると、ふるさとみたいになっていきます。この旅で京都もふるさとになったのですが、滋賀は数年前からふるさと。
電車から広々とした土地と空を眺めながら、何だかしんみりするものが。この一年色々あったけれど、やっとまた京都や滋賀に来れたんだ。
季の雲さんでは青木良太さんの展示が開催されています。緊張感も漂う、モダンな作品がたーっくさんありました。ひっきりなしにお洒落な女性が訪れていましたよ。タクシーでスーツケースを手にいらっしゃっているマダムや、見た目はモダンだけれど使いやすいのよ、とご主人を説得する奥さまの姿も。
ちなみに私の辞書にタクシーという言葉はなくて、もちろん駅から歩いていきました。車通り沿いではなく、裏通りを歩いたら景色も良く楽しくて、あっという間でした。距離的には変わらないはずなのに、目に映るものが違うだけでこんなにも気分が変わるんですね。そんな散歩をしていたら、思いがけず一度だけ泊めて頂いたことのあるあのお宅を見つけました。多分そうなはずと、写真を撮ってお見せしたらやっぱりそうだった。まるでデジャブのような体験でした。
さて話がそれました。
素敵な季の雲さんのギャラリー、少し写真を撮らせて頂いたのでご覧くださいね。
さらにサプライズだったのは、中国茶を淹れてくださったこと! 旅の間に2度も中国茶を頂けるなんて✨ 思いもかけない出来事だったのでまたしても感動してしまいました。
ワクワク。
あー私はなんて幸せ者なんだろう。
使う茶器による茶味の違いを知る機会ともなりました。磁器と陶器で味も香りもガラリと変化。中国茶、奥が深いですね。そして面白いですね。
そして、美味しいですね。
台湾に行ってみたくなります。
お茶もそうですが、餃子も食べたい。
さて、季の雲さんでは企画展示の他、常設、さらに古道具も見ることができます。古いものが子供の頃から好きな私。新品の銅の釘隠に緑青をふかせるため、それを窓の外の縁に置くような子供でした。そしてそれを何度も2階から落とす、拾う、みたいな。結局緑青はふかなかったものの、黒くなったので満足したのですが。
季の雲さんから連れて帰った古いもの、上手く使えるといいなぁ。
目とお口に美味しい時間をたっぷりと過ごさせて頂いた季の雲さん。本当にいつも温かいおもてなしをありがとうございます。貴重なカレンダーも楽しく使わせて頂きます。
季の雲さん
大切な人と場所を巡る旅2 了
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Reiko TAKESHIMA
http://www.reikotakeshima.com/
by heartart39
| 2016-11-27 12:00
| どこか