タケシマレイコ(イラストレーター・デザイナー・アート的)のブログです。


by reiko

「waltz for rolca」のロゴイラストができるまで。

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前回の記事でご紹介した「waltz for rolca」のロゴイラストができるまでのお話を少ししてみたいと思います。

d0230366_17423320.jpgこのイラスト、とてもシンプルですが仕上がるまでには沢山の行程を経ています。まずは資料探し。参考になりそうな画像を本やネットで調べ、資料を集めていきます。資料を見つつ…、さて、クルクルと回ってワルツを踊る男女をどうシンプルに描いたものか…。

「人間」は人間にとって一番見慣れた存在なので、骨格や筋肉のつき方が変だとすぐに違和感を感じるものだと思います。ですから、たとえデフォルメしたとしても、違和感を感じさせないような絵を描くことにとても注意を払いました。しかしこれがなかなか難しい。写実的に描く方が逃げ場を用意できる場合もあるのです。

デッサン力が試される、というか久しく人物デッサンはしていないので思い出す作業です。とにかく沢山描くしかありません。ゆっくり描くと線が生き生きとしないので、なるべく素早く筆を運びます。

描いていくうちにダンスする2人のポーズが次第に固まってきました。そのポーズでコレっと思えるものが出るまでさらに描き続けます。そして今度は画材を変えてみます。

そんな風にして、決定したイラスト以外にも4、5案のイラストを制作しました。中には切り絵で作ったものもあったのですよ! それら4、5案のイラストもそれぞれブラッシュアップして作ったものなので、膨大な量のイラストを描いたのでした。

さらに、打ち合わせでは、実際に使う場合を設定して原画ではなくデジタル化したイラストを使うので、原画をスキャンしてphotoshopでパスを切り、illustratorで微調整を加え…という作業をへていきます。

さらりとしたイラストですが、実はなかなかに時間がかかっているのでした。

そうそう、ロゴにはちょっとした秘密があります。それはブランド名のwaltzのwが隠れていること。これはできればロゴにしのばせたい、Yさんのご希望の一つでした。さらに、打ち合わせではrolcaの水車のロゴと並べたときのバランスや物語もお話しくださって、その夢一杯の思いをどこまでシンプルなロゴに落とし込むことができるかも考えどころでした。そうした思いをくんで生まれたこのロゴのイラストは、楽しくもエレガントで、でも親しみやすさもあるものになったのではないかなと思います。

色々な試行錯誤がありましたが、その分また自分に新しい引き出しができたようで良い経験になりました。

毎日の暮らしの中で、音楽にのって少し踊り出したくなるような、ちょっと特別な一日を演出してくれそうな「waltz for rolca」の洋服たち。
ロゴマークに込めた思いと物語とともに、末永く愛されますように♡
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by heartart39 | 2014-01-23 18:19 | イラスト | Comments(0)